【2026年サッカー男子W杯】 スペイン、2回目の優勝 決勝でアルゼンチンを延長1-0で下す

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フィル・マクナルティー・サッカー担当主任記者(ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム)
サッカーの男子ワールドカップ(W杯)北中米大会は19日(日本時間20日)、アメリカのニューヨーク・ニュージャージー・スタジアムで決勝があり、スペインが1-0でアルゼンチンを破り、2回目の優勝を果たした。
スペインは、延長戦でFWフェラン・トーレスがゴールを決め、退場で10人に減っていたアルゼンチンの抵抗をついに振り切って、実力にふさわしい勝利を手にした。ただ、W杯決勝としては、ひどくがっかりさせられる内容だった。
欧州王者スペインは、たびたび決定的なチャンスをつくり出した。一方、前回大会王者アルゼンチンは主に相手を妨害する戦術を頼りとし、延長戦に入る直前にはMFエンソ・フェルナンデスが退場処分となった。
この試合のヒーローは、スペインのトーレスだった。延長後半1分、途中出場のFWニコ・ウィリアムズがヘディングでゴール前に折り返したボールを、至近距離から強烈にシュート。アルゼンチンのGKエミリアーノ・マルティネスは対応し切れず、見事なゴールが決まった。

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時間の経過とともに、試合は消耗戦の様相を強め、期待を裏切るような内容となっていった。他方、ピッチの外では、派手な演出とスーパースターらの姿が目を引き、今回のW杯の特徴となった。
キックオフの前には、ドナルド・トランプ米大統領が編隊を組んだヘリコプターでニュージャージーに乗り込んだ。前半が終わると、W杯初のハーフタイムショーが催され、マドンナさんとジャスティン・ビーバーさんがパフォーマンスを披露。ハーフタイムは27分に及んだ。
試合の方は、中断が相次ぐ物足りない展開となった。ハーフタイムは長く、試合後半にはっても最後まで流れやテンポは生まれなかった。前半の緊迫した場面としては、スペインのFWラミン・ヤマルとFWミケル・オヤルサバルがゴールに迫り、アルゼンチンのGKマルティネスがどうにかこれをセーブしたというものがあった。
主審のスラヴコ・ヴィンチッチさんは、ファウルに寛容な姿勢で試合を進めた。スペインは絶えず、これに不満を示した。アルゼンチンのMFアレクシス・マック・アリスターがスペインのFWダニ・オルモに遅いタイミングでタックルした時には、強く抗議した。この試合最初のイエローカードが出されたのは前半40分、アルゼンチンのDFリサンドロ・マルティネスがスペインのFWオヤルサバルを倒した場面だった。マンチェスター・ユナイテッドDFのマルティネスは、それからまもなく負傷交代した。
後半アディショナルタイムに入ると、試合はヒートアップした。すでに警告を受けていたアルゼンチンのフェルナンデスが、スペインのDFパウ・クバルシに無謀なタックルを仕掛け、2枚目のイエローカードを受けた。
アルゼンチンのヒーローはGKマルティネスだった。後半アディショナルタイムに入る直前には、スペインのヤマルのフリーキックを見事にセーブし、決勝点を奪われるのを防いだ。
マルティネスは、スペインのウィリアムズのヘディングシュートに対しても価値あるセーブを見せた。その後、ウィリアムズがゴールを決めたかと思われる場面があったが、直前にスペインの途中出場のMFミケル・メリノがアルゼンチンのDFニコラス・オタメンディにファウルをしたと判定され、ゴールは取り消しとなった。

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アルゼンチンは、ノックアウトステージ(決勝トーナメント)でエジプトとイングランドに逆転で勝利していた。だが、この日はその快挙を繰り返せず、スペインが男子W杯で2回目の優勝を果たした。
この優勝でスペインは、男子と女子の両方が同時期に世界王者になった最初の国となった。
スペイン分析:鈍いスタートから栄光へ

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スペインのW杯は、カーボヴェルデとの0-0の引き分けで幕を開け、サッカーで最高の栄冠を再び獲得する栄誉とともに幕を閉じた。
優勝はスペインにとって、完全にふさわしいものだった。大会が進むにつれ調子を上げた。準決勝では優勝候補筆頭のフランスを圧倒。お粗末な決勝でも、純粋なサッカーに徹して勝利を目指した。
控えめなルイス・デ・ラ・フェンテ監督は、称賛に値する冷静さでチームを率いてきた。2024年の欧州選手権(ユーロ)でも、ベルリンでの決勝でイングランドを破り、優勝へと導いた。スペインはそのとき見せた落ち着きを、この日の試合でもアルゼンチンからの挑発に対して示した。
アルゼンチンのフェルナンデスの退場で数的優位に立ったスペインは、守備で脅かされることがほとんどなかった。ウィリアムズが投入されると、攻撃に決定的な切れ味が生まれた。
今大会ではさまざまな試合で興奮させられる展開が相次いだが、決勝戦はそうはならなかった。それでも、W杯トロフィーはふさわしいチームが手にした。
アルゼンチン分析:メッシには悲しい締めくくりか

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もしこれが偉大なリオネル・メッシにとって最後のW杯の試合になるのだとしたら、それは苦渋の終わり方と言える。アルゼンチンは王座から陥落したし、国を象徴する選手でさえ試合の流れを変えられなかったのだ。
現在39歳のメッシは、試合の大部分を歩くペースでプレーする。それでも今大会、8ゴールを挙げ、またもアルゼンチンのリーダーおよび精神的支柱となってきた。特筆すべきはイングランドとの準決勝で、2-1の勝利における2得点は、どちらもメッシがアシストした。
だがこの日の決勝戦では、スペインが見事にメッシを封じ込んだ。メッシは枠外の1本しかシュートを打てず、危険なエリアにはほとんど近づけなかった。
アルゼンチンの戦術はメッシにとって不利に働いた。アルゼンチンはなによりスペインをいら立たせることを優先していた様子で、いかに自分たちが優れたプレーをするかに集中しているようには見えなかった。
アルゼンチンはW杯連覇を目指し、その過程でいくつものスリリングな場面を生み出した。しかし、スペインの優勝に異議を唱える立場にはない。















