NY中心部の米連邦庁舎前で放火、当局は「移民当局に反対」の陸軍退役軍人を拘束 

ビル横の植え込みの奥で、オレンジ色の炎と黒煙が上がっている。手前に警官2人が立っている

画像提供, Robert Sullivan/AP

画像説明, 米ニューヨーク・マンハッタンの連邦ビル「26フェデラル・プラザ」の外で炎が上がった
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アメリカの連邦捜査局(FBI)は20日、ニューヨーク・マンハッタンの連邦庁舎前で火を放ったとして、米陸軍退役軍人を拘束したと発表した。

拘束されたのは、アンドリュー・アラバカ容疑者(43 )。20日朝にマンハッタンの連邦ビル「26フェデラル・プラザ」前でペレット弾を発砲し、花火に点火した疑いがもたれている。同ビルには、FBIや移民税関捜査局(ICE)、市民権・移民局(USCIS)のオフィスが入っている。

連邦捜査官が容疑者を取り押さえた。容疑者はナタなど複数の武器を所持していたという。

FBIによると、この事件で3人が軽傷を負った。負傷者の中には、在留資格に関する審問に出席していた移民1人も含まれる。マンハッタン南部ロウアー・マンハッタンにある同施設は、ドナルド・トランプ大統領の移民政策に反対する抗議活動の焦点となっている。

国土安全保障省(DHS)は、「反ICEの暴徒」が、花火を打ち上げた後、建物入り口の階段に可燃性の液体をまき、火災を引き起こしたとした。BBCはDHSにコメントを求めている。

消防当局が消火にあたった。

FBIによると、アラバカ容疑者は「事件の最中に、反政府や反ICE的な発言を複数回行った」とされる。

「反政府の過激主義者」、複数の武器を所持か

FBIニューヨーク支局のジェイムズ・バーナクル副局長は記者会見で、アラバカ容疑者が斧(おの)2本、ナタ1本、ナイフ3本、花火を所持していたと明らかにした。

バーナクル氏によると、容疑者はエアソフトガンを使い、建物の方に向けて、5~7発ほどのペレット弾を発射した。

負傷者のうち2人は政府職員だと、バーナクル氏は述べた。

通行人1人がかすり傷を負ったほか、アラバカ容疑者を拘束した警備員も軽傷を負ったと、DHSは説明した。

バーナクル氏は、「(容疑者は)反米、反政府の過激主義者だ」と付け加えた。

BBCがアメリカで提携するCBSによると、アラバカ容疑者はニューヨーク州ポーキプシー在住。2001年から2004年まで陸軍に所属し、2004年から2005年までニューヨーク州の陸軍州兵として活動していた。

海外派遣の経験はなく、特技兵の階級で陸軍を離れたとされる。

ニューヨーク市のゾーラン・マムダニ市長は、「非常に気がかりな」事件だとソーシャルメディアに投稿した。

「市当局は、すべてのニューヨーク市民が自分たちの街で安全に過ごせるよう、引き続き取り組んでいくとともに、(安全を)脅かす者に責任を負わせる」と、マムダニ氏は述べた。